榊舞の概要
神楽の始めにあたり、
神殿(こうどの)、神職、神楽太夫、氏子、その他いっさいを清めるために舞う。
鈴の舞、綾笠の舞、榊の舞を順次舞う。
千早(ちばや)に烏帽子をつけた舞手が、鈴の舞、綾笠の舞、榊の舞を順次舞う。
舞は、巫舞(かんなぎまい)と呼ばれる古来からあった神事舞である。
本来は、神職が担当すべきであるが、神楽太夫が舞うことが多い。
全国に分布する「巫女舞(みこまい)」であり、神事色の強い社家神楽系の色合いを持つ。
扇と鈴を持って、神前で祈祷の為に舞い、神がかる前の清めの舞である。