阿部泰近 (あべのやすちか) 保親とも書く。 易者といえば阿部清明(あべのせいめい)が有名であるが、何らかの関係があると思われる。 |
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阿部泰重 (あべのやすしげ) 保重とも書く。 阿部泰近の弟。兄泰近の留守の間治部太夫の相手をするも、愚鈍で、易者としては未熟でありながら、高額な料金を請求する。茶利役である。 |
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治部太夫 (じぶのだゆう) 人皇七十六代近衛天皇の正六位臣下大臣。 |
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猟師 (上総介と三村介) 狐狩りの命を受けた土地の豪族 仁田四郎の家臣。 大蛇退治の「てごにん」の面が流用される。茶利役である。 |
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玉藻前 (たまものまえ) 皇室に伝わる三種の神器を奪おうとする唐土から来た金毛九尾の白面の老狐が女の捨て子に化けて山城国の山成郡の蔵人尉行綱に拾われた。成長につれて頭脳明晰容姿豊麗となった娘は、近衛天皇が山城国へ行幸のみぎり、その才智と容姿を認めて、十三才で帝の妃に迎えられて玉藻前(たまものまえ)となる。 |
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老狐 玉藻前の正体。 皇室に伝わる三種の神器を奪おうとする唐土から来た金毛九尾の白面の老狐。 玉藻前の面から狐面への舞台上での早変わりが見所である。 二人の猟師とのからみも見所である。 |
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